【説明文】指導のポイント【これははずせない!】

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新任先生
新任先生

国語の説明文の授業があるんですが、何をどうやって指導していいかわかりません!

ゆるふわ先生
ゆるふわ先生

大丈夫。抑えるべきポイントがあるから、それをもとに指導したらOKや。

新任先生
新任先生

でも…難しいんでしょ?

ゆるふわ先生
ゆるふわ先生

子どもたちと一緒にできるようになっていったらええがな。

学ぶ先生の方が、子どもたちも学ぶようになるやろ。

新任先生
新任先生

たまにはいいこといいますね!

 説明文には指導のポイントがあります。

 それを説明する前に、絶対に押さえておかないといけないのが…

 『「教材」で教える』という鉄則です。
 決して「教材を教える」ではありません。

 それを図解すると…

 上の単元名は全て、「説明文」という構造で成り立っています

 つまり、「説明文」の構造を知るために様々な種類の説明文を読んでいるというわけです。

 よって、我々が知るべきは「説明文の構造」なのです。

 駄文ではありますが、私が必ず説明する説明文の構造をご紹介します。お付き合いください。

『筆者の意見』を見つけよう

 説明文は筆者が何か「意見」を伝えるために書かれたものです。ひねくれている文章でない限り必ず「意見」が書かれています。

 でも子どもたちにとって、その「意見」を抜き出すのは難しいものです。

 そこで、私は「意見」を説明するときに必ず使うスライドがあります。

  子どもたちには、この『事実』、『根拠』、『意見』を見せて「主張の弱さ」を感じさせます。

 次に、『主張が強い例』を見せて、根拠がしっかり書かれていることが「主張(意見)の強さ」であることを実感させます。

 そして次に、全体をもう一度、下記のように構造化(図解)して伝えます。

 そうすると、はじめ(序論)、中(本論)、終わり(結論)の構造も理解しやすくなります。

 高学年であれば、最後に上のような活動もおすすめです。「要旨」をまとめる際に、とても活用できる資料となりますので、私はワークシートを作成して書かせています。

『はじめ』・『中』・『終わり』を分けよう

 説明文は筆者が意見を伝えるために書かれていることを説明しました。

 それがわかると、次の質問ができます。

ゆるふわ先生
ゆるふわ先生

『意見を伝えるために、筆者はどんなことに気を付けていると思う?』

 筆者は、「伝える」ために説明文を書いているわけですから、伝わらなかったら意味がないわけです。よって、筆者は「相手に伝わる工夫」をしています。

 その一つが、『はじめ』・『中』・『終わり』の構造なのです。

ここはシンプルに、こんな感じで授業を進めます。

 この活動は、どの説明文でも必ず行うので、最初はうまくいかなくても段々と慣れてきます。急いで「教えよう」とすると面白くなくなってしまうので、友達と「どうやって分けた?」などと会話をしながら進めると子どもたちも飽きずに活動に取り組めると思います。

文章構成図を書こう

 最後に、「はじめ」「中」「終わり」をつかって文章構成図を書きます。

 これはなかなかレベルが高い活動なのですが、文章全体を俯瞰してみるトレーニングに最適なので欠かせないものです。ぜひ、チャレンジしてみてください。

 そして、結構私はオープンエンドで終わらせてしまうことがあります。というのも、実際筆者もこの「はじめ」「中」「終わり」をめっちゃ意識して書いたかというとそうでもないと思います。結果的にそうなっただけであって、算数のようにはっきりと答えを導き出そうとすると、別の意見をもった子どもにしっかりとした説明ができないこともあります。(時々バトルするときもありますが…笑)

 目的は、「筆者の主張」を読み取ることであり、そのために筆者は説明の工夫の一つとして「はじめ」「中」「終わり」があるだけです。したがって、「はじめ」「中」「終わり」という構造に触れることができれば、それでOKにしています。

 


…以上、こんな感じでやってます的なことをまとめてみました。他にも色々活動させるのですが、上に書いたことを理解させるための活動であり、手段のようなものです。よって、学年、子どもたちの様子、単元によって活動の内容は変えますね。

 『手段』と『目的』、『具体』と『抽象』を分けて考えられるようになってくると、今よりももっと楽しく国語の授業ができると思います。

 ぜひぜひ、チャレンジしてみてください。

新任先生
新任先生

ありがとうございました~!明日からやってみます!

ゆるふわ先生
ゆるふわ先生

今度、サンプルファイルをダウンロードできるようにしておくで!待っててな。

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